内山高志選手、V7雑感

地上波生中継がないのは、とっても残念。


素人ながらすごい、と感じたのが5ラウンドのローブローを注意される直前。

4ラウンドぐらいから、パーラ選手が足を使い始めたのですが、あんまり上手じゃなくて。

なんとなく、リング上を移動している感じ。


5ラウンドに入って、その流れだったんですが、あのローブローを注意される直前に、ふと、雰囲気が変わったんですよね。

TV画面を通しても感じたんですけど、私だけ?

急に、内山選手のプレッシャーが強くなって、青コーナーからパーラ選手が出てこられなくなったんです。

たぶん、あそこでギアチェンジしてますよね。

ご本人、どう思ったのかわからないのですが、「ウザい!仕留めたる!!」みたいな。一気に雰囲気が変わった…。

そこからあの結果ですから、力量の差は歴然だった、ということでしょう。

檻の中、みたいなものです。桑原桑原。


課題があったとすれば、顔の右半分に結構打撃の跡が残っていたことでしょうか。

私の見た目のイメージは、インファイターに見えたパーラ選手が、意外にもボクサータイプで且つ、トリッキー。

大体、自分よりも身長の高い相手に、デトロイトスタイルで挑む、っていうのはねぇ。

しかしその分、ジャブは速いし、出所は見えづらいし、結構ヒットしてました。


とはいえそれも3ラウンドぐらいまで。

ただ、3ラウンドあれば、ラッキーパンチが当たる可能性は極めて高い。

この階級だと、ホルヘ・リナレス vs ファン・カルロス・サルガドの良い例(悪い例?)がありますし。

そのスロー・スターターぶりが気になりましたね。


事前の研究をそれほど重要視していないのか、実戦での感覚を優先するタイプなのかはわからないのですが、もう少し相手の研究をしてもいい頃なのかもしれません。

逆は相当にされているでしょうから、素人目に判ることはプロなら当然わかるでしょうし…。

TVでは、ユリオリキス・ガンボアの名前が出ていましたが、ガンボアは3ラウンドも悠長に待ってくれないでしょう。


ゲストの三浦隆司選手、いろいろと周りから嗾けられていましたが、再戦には消極的でしたね。

おなじ王者でも、一度負けているうえに、今日のような内容を目前で繰り広げられると、気持ち的には苦しいでしょう。

心なしか、表情も冴えませんでしたし。

こんな流れをどこかで見たな、既視感があるな、と思ったら、何のことはない、粟生選手がおんなじ状況でした。

彼は初対戦に前向きでしたが、残念ながら自身の防衛戦で敗れてしまいました…。


昨今のボクシング界の流れは、王座が山ほど乱立している状況もあってか、王座に固執するよりも、強い選手同士が頂上決戦する対戦の方が注目を浴びる傾向にあります。

内山選手には、三浦選手(まあ、最低この後指名試合はクリアしないといけないと思いますが)との対戦よりも、より強い海外の強豪とのマッチメイクを期待したいですね。


余談ですが、妻が、この試合を聞いて(見て、ではなく)こう言っていました。

「なんか、当たっている音が全然違うねぇ。」

う~ん、やっぱり次元が違うんでしょうね。

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