ZZ-R1100のテールカバーを修理&補強
総走行距離:54516.3km
先日、割れを発見したZZ-Rのテールカバーを修理します。
まず子細に確認していきますが、割れた右側。

完全に割れた部分とは別に、その左上辺りにクラックが入っていて既にズレています。
また、割れた部分の真下にもクラック。
左側。

辛うじて割れは避けられていますが残念ながらクラック発見。
その他、影響度は小さいものの複数のクラックがありました。
ABS樹脂の補修は基本的に溶着で対応しています。
熱溶着という方法もあるようですが、私は基本的にアセトンを利用して化学的にABS樹脂を溶解し接着する、という方法を取ります。
プラリペアを利用したこともありますが、プラリペアだと樹脂が固すぎてABSとの相性が良くありません。
エポキシ樹脂による接着方法も悪くありませんが、時間がかかるため、それであればプラモデル用のABS対応接着剤を利用したほうがこれくらいの割れなら効率的かな、と考えます。
さて早速補修個所を固定してアセトンを流し込む準備を整えます。

マスキングテープ(紙)で位置決めをしていますが、塗装面側へのアセトンの悪影響をできる限り最小限に留めるため、という目的も兼ねています。アセトンに溶ける素材のテープは利用しない方がいいでしょう。
アセトンをスポイトで流し込んでしばらく待つと勝手に溶着してくれます。
アセトンは揮発性が高いので、揮発したかな、というぐらいで十分です。
少し触ってみて固定されていればそれでOKです。接着剤では接着剤自体の硬化時間を考慮する必要がありますがその必要なし。
念のためしばらく放置してから、マスキングテープを剥がします。
ただ単に修理するだけであればこれで完了、というところ。
しかし、先の画像を見てお分かりかと思いますが割れてしまったりクラックが入っている部分はテールカバーでも特に細い(強度が低い)部分に集中しています。
今それなりに修理をしても将来的に再度割れる可能性が高いので、少しでもそのリスクを下げるために補強します。
当該箇所にABS樹脂製の丸棒を適切な長さに切断して固定。マスキングテープもより広範囲に。

近場のホームセンターではABS樹脂を扱っておらず(塩ビやアクリルは山ほどある…)、東急ハンズでようやく手に入れました。
本来であれば直径1㎜程度のものを積層した方がいいのですが、黒色のものでは最も細いもので5mm。
止む無く仕方なく白色の3mmのものを選択した次第。
まあ見えるところではないのでいいか、というのと目立つようなら塗装すればよい、ということで。
固定に洗濯ばさみを使っていますが、素材は一応アセトンに溶けないものであることを事前に確認済み。
金属製のクリップを使った方が強力で安定して固定できそうですしアセトンへの耐性を懸念しなくてよいかもしれません。
テールカバーとABS樹脂丸棒との間に少しずつアセトンを流し込んで溶着を開始。ABS樹脂の丸棒が溶けていきます。


こうやって見ても細かなクラックが結構入っているのが分かりますね…。
丸棒だけではなく同時にテールカバー側も溶けますので接合部分は少し混濁した色彩に変わっていきます。
こうなれば後はアセトンが揮発するのを待つのみで、揮発してしまえば溶着は問題なく終わっています。
不安であれば何度かアセトンを追加すればOKですが、やりすぎると母材(今回で言えばテールカバー)を溶かしすぎてしまいますので要注意です。
溶着し補強した後はかなり強度が上がった感覚があります。勿論、折ろう、と試みるつもりはさらさらありませんが…。
アセトンが完全に揮発した後、マスキングテープを剥がした後の塗装面。

少々位置決めが甘くて段差が少しできていますね。
マスキングも甘くて塗装面へアセトンが侵食してしまいました。
私のミスです。
前述の通りアセトンでの溶着は短時間で済み、且つ強力ですので、ある程度の時間的マージンを取れば十分にバイクへの取り付けが可能。
早速ZZ-Rに装着した姿がこちら。

幸い、塗装面にあまり違和感を感じませんでした。
これでしばらく持ちこたえてくれるととてもうれしいのですが、さて…。
先日、割れを発見したZZ-Rのテールカバーを修理します。
まず子細に確認していきますが、割れた右側。
完全に割れた部分とは別に、その左上辺りにクラックが入っていて既にズレています。
また、割れた部分の真下にもクラック。
左側。
辛うじて割れは避けられていますが残念ながらクラック発見。
その他、影響度は小さいものの複数のクラックがありました。
ABS樹脂の補修は基本的に溶着で対応しています。
熱溶着という方法もあるようですが、私は基本的にアセトンを利用して化学的にABS樹脂を溶解し接着する、という方法を取ります。
プラリペアを利用したこともありますが、プラリペアだと樹脂が固すぎてABSとの相性が良くありません。
エポキシ樹脂による接着方法も悪くありませんが、時間がかかるため、それであればプラモデル用のABS対応接着剤を利用したほうがこれくらいの割れなら効率的かな、と考えます。
さて早速補修個所を固定してアセトンを流し込む準備を整えます。
マスキングテープ(紙)で位置決めをしていますが、塗装面側へのアセトンの悪影響をできる限り最小限に留めるため、という目的も兼ねています。アセトンに溶ける素材のテープは利用しない方がいいでしょう。
アセトンをスポイトで流し込んでしばらく待つと勝手に溶着してくれます。
アセトンは揮発性が高いので、揮発したかな、というぐらいで十分です。
少し触ってみて固定されていればそれでOKです。接着剤では接着剤自体の硬化時間を考慮する必要がありますがその必要なし。
念のためしばらく放置してから、マスキングテープを剥がします。
ただ単に修理するだけであればこれで完了、というところ。
しかし、先の画像を見てお分かりかと思いますが割れてしまったりクラックが入っている部分はテールカバーでも特に細い(強度が低い)部分に集中しています。
今それなりに修理をしても将来的に再度割れる可能性が高いので、少しでもそのリスクを下げるために補強します。
当該箇所にABS樹脂製の丸棒を適切な長さに切断して固定。マスキングテープもより広範囲に。
近場のホームセンターではABS樹脂を扱っておらず(塩ビやアクリルは山ほどある…)、東急ハンズでようやく手に入れました。
本来であれば直径1㎜程度のものを積層した方がいいのですが、黒色のものでは最も細いもので5mm。
止む無く仕方なく白色の3mmのものを選択した次第。
まあ見えるところではないのでいいか、というのと目立つようなら塗装すればよい、ということで。
固定に洗濯ばさみを使っていますが、素材は一応アセトンに溶けないものであることを事前に確認済み。
金属製のクリップを使った方が強力で安定して固定できそうですしアセトンへの耐性を懸念しなくてよいかもしれません。
テールカバーとABS樹脂丸棒との間に少しずつアセトンを流し込んで溶着を開始。ABS樹脂の丸棒が溶けていきます。
こうやって見ても細かなクラックが結構入っているのが分かりますね…。
丸棒だけではなく同時にテールカバー側も溶けますので接合部分は少し混濁した色彩に変わっていきます。
こうなれば後はアセトンが揮発するのを待つのみで、揮発してしまえば溶着は問題なく終わっています。
不安であれば何度かアセトンを追加すればOKですが、やりすぎると母材(今回で言えばテールカバー)を溶かしすぎてしまいますので要注意です。
溶着し補強した後はかなり強度が上がった感覚があります。勿論、折ろう、と試みるつもりはさらさらありませんが…。
アセトンが完全に揮発した後、マスキングテープを剥がした後の塗装面。
少々位置決めが甘くて段差が少しできていますね。
マスキングも甘くて塗装面へアセトンが侵食してしまいました。
私のミスです。
前述の通りアセトンでの溶着は短時間で済み、且つ強力ですので、ある程度の時間的マージンを取れば十分にバイクへの取り付けが可能。
早速ZZ-Rに装着した姿がこちら。
幸い、塗装面にあまり違和感を感じませんでした。
これでしばらく持ちこたえてくれるととてもうれしいのですが、さて…。
"ZZ-R1100のテールカバーを修理&補強" へのコメントを書く